ダクトシステムのうち、普通私たちの目に触れるのは、天井や壁にある空気の吹出口や吸込口だけですが、実は天井の中には空気を運ぶダクトが網の目のように走っています。建物を人物にたとえるとダクトは大切な血管ともいえるでしょう。
							
							ダクトの形には矩形と円形があります。
							矩形だくとはごく一般に使われており、長辺と短辺の寸法は自由に決めることが出来ます。通常の円形ダクトはスパイラルダクトとも呼ばれて、主に小さいサイズを中心に使われております。
						
- ダクトの主材料
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								一般に亜鉛鉄板が使われていますが、工場など腐食性ガスのあるところには塩ビライニング鋼板が、厨房や食品工場などの様に衛生環境を重視するところではステンレス鋼板が使われることがあります。
また、最近ではさびに強いアルミ亜鉛鋼板なども開発されています。 
								
								
							
								
								
							
								
								
							
「ダクト」は大きく分けて、空調・排気・排煙の用途に使われる鉄板で出来た風導(ふうどう)です。
						材料を切断・曲げ加工し、矩形(四角形)の箱状のものを作り、風を流します。
									
									
								
空調(エアコンディション)とは、室内の空気の状態を次のようにコントロールすることです。
温度(17℃以上28℃以下)
湿度(40%以上70%以下)
空気の清浄度
(Co21000PPM以下、浮遊粉塵量0.15mg/m3以下)室内空気の流れ
(0.5m/s以下)
								主な空調方式として4つあります。
								スーパー、テナントビル、病院、コンサートホールなどの、大規模建築物の空気調和に空調機械室から、各部屋までの通り道を確保します。
								冷房に使うものは、結露防止のため断熱材を巻くことが多いです。
							
- ・空気方式
 - 熱を機械室から空気によって搬送する(ダクトのみ)
 
- ・空気/水方式
 - 熱を機械室から水によって搬送する(ファンコイルのみ)
 
- ・水方式
 - ファンコイルとダクトの両方を利用する
 
- ・冷媒方式
 - ルームクーラーの室内機と室外機をくっつけたようなもの
 


								
							
							
								
							
						
						
						